9月30日　街づくりまんぼう・チャレンジショップ１Ｆにて

石巻市での地域活性活動を目指す各団体、個人営業者の皆様15人との打合せと、渡辺豊博事務局長の講演会を行いました。

講演会では、グラウンドワーク三島がこれまで取り組んできた環境改善活動の歴史を、資料及びプロジェクターで具体的に説明しました。

その後の質疑応答では、地域の皆さんから、具体的な生の声が飛び交い、石巻市の復興の形と関わり方について、行政・企業・市民の連携が必須である事が話し合われ、まずは1人1人ができることから始めることの積み重ねの大切さを認識していただきました。

（未だ被災の爪痕が残る石巻街づくりまんぼうチャレンジショプ前）

10月1日　　石巻グランドホテルにて

東日本大震災から6ヶ月経った今の思いを、第6回心を元気にするショートツアーの参加者3人から伺いました。

ツアーに参加した他の児童とご家族も、皆、明日の見通しの立たない毎日の中で、「子どもを元気に富士山プロジェクト」のショートツアーに参加し、身も心も癒され、元気をもらい頑張る勇気をもらうことができたとのご意見をお聞きできました。

また、「被災した時、車で子ども2人と逃げる途中、まっ黒な壁のような津波が押し寄せて、車ごと流されあちらこちらぶつかり、たまたま高いビルの外階段のところに車がひっかかり、ビルの上に避難している人に助け出されて九死に一生を得て、今こうしてここで話していられるが、周りの車の方々は皆波にらわれてしまった。」と被災当時の生々しい話を聞き、まるで映画のシーンのような場面が本当にあったことを、涙なくしては聞けませんでした。

この話でも分かるように、実際に被災した子どもたちの心に、言葉に出せない傷が奥深く残っていることが、参加された皆様のお話からくみ取ることができました。グラウンドワーク三島は、このことからも引き続き被災児童の心のケアに重点をおき、東日本大震災支援活動「子どもを元気に富士山プロジェクト」を実施していこうと考えております。