「水の街・三島」を代表する場所は、富士山からの清冽な湧水が豊かに流れる「源兵衛川」だと思います。
三島の顔・宝物であり「世界水遺産」や「世界かんがい施設遺産」に登録され世界の宝になり、「名水百選」にも選定されています。
しかし、この清流は今から25年前は、ゴミが放置され、雑排水が垂れ流され、ヘドロがたまり悪臭を放つ、三島の「恥の川」だったことを信じられますか。
当時の市民は、川を汚す加害者なのに、こんな汚い川は、元の清流に再生できないと諦め、暗渠化を計画していました。
そこで立ち上がったのが、グラウンドワーク三島です。
「右手にスコップ・左手に缶ビール」を合言葉に、汚れた川に入り、3年間にわたり川掃除を愚直に続け、少しづつ綺麗にしていきました。
1年半が経過した頃から、何人かの市民が参加してくれて、次第に賛同の輪が拡大していき地域総参加の体制が整備されていきました。
まず、1990年から1998年まで「農業水利施設高度利用事業・三島中部地区」が静岡県により開始されて、15億円が投資されました。
1991年三島ゆうすい会、1992年グラウンドワーク三島、1993年源兵衛川を愛する会、1995年桜川を愛する会が設立され、すべて私が初代の事務局長を担いました。
源兵衛川を三島市が整備したような説明もありますが間違いです。
三島市が関わったのは、街中の仕掛けづくりであり、2001年からの「街中せせらぎ事業」として始まったものです。
現在、源兵衛川があまりにも美しくなり、多くの観光客を誘導する原動力になっていますが、代々の市長が自分の手柄のように説明していますが、現在の維持管理を含めて、市民協働の仕組みにより、その魅力が保たれているのです。
「水の街・三島」への「愛郷心」が水辺を再生し、維持管理を担っています。
今後の三島駅南口東街区での高層マンション建設により、地下水を傷付けることは絶対あってはなりません。
水の街を救うために、東街区での高層マンション建設の「中止」を訴えているのです。
三島を壊される訳にはいかないのです。
豊岡武士市長は、高層マンション建設の推進派なので、三島が壊される危機が高まっていることを、市民は認識してください。
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2024年11月18日「能登半島被災地支援・ショートツアー参加者にゆめみしまをお届け」「富士山『登山』方式断念へ」の記事を掲載
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業