源兵衛川に向かうプロムナード(芝本町2号線)の舗装工事について

三島市民の方から、世界水遺産・世界かんがい施設遺産に登録された「源兵衛川」に向う、入口・プロムナードの市道(芝本町2号線)の舗装改良工事に関わり「道路工事からの視点のみで実施されており、合意形成のあり方を含め、街並みのグランドデザインや景観観光資源の保護への配慮と視点に欠けた行政対応は、先人が守り築いてきた観光資源の破壊につながりかねず、このまま来週からこの工事が始まってしまう状況において、グラウンドワーク三島としての見解と対応方法等のご教示をお願いします」とのメールが10月31日にありました。

 

このメールを受け、小坂副市長を通して、担当課の市都市基盤部土木部に工事内容を確認しました。

 

何と11月5日(月)から工事着手するとのことです。

 

町内に回覧したお知らせによると「以前より町内会から要望のありました歩道部の凹凸解消を目的として表面処理を実施します。施行方法としましては歩道部表面に樹脂系接着剤を用いて自然石の細かい粒を均一にコーティングすることで凹凸を解消します。配色については、現在の景観を損なわないよう、現況の自然石に近い色の材料で施工行します」です。

 

展示箇所の写真のように、あまりにも配色が白っぽく、これが左右に施工されたら落ち着いた雰囲気の道路区間が台無しです。

 

小坂副市長に対して、本会との調整を依頼すると「この問題解決のために町内会や市会議員などが3年間にわたり話し合いしての結論であり変更できない」でした。

 

30年近く、源兵衛川を中心に水の街づくりの景観環境保全に取り組んできた、専門知もある本会への相談や調整を完全に無視して「すでに決めた、決まったことだから中止しない」の市政は、東街区での三島市の姿勢と同じであり、多様な市民の意見軽視の姿勢です。

 

本会は歩道の安全対策に反対していません。

 

多様な専門的・技術的知恵、工法を結集して、禍根の無い、効率的な税金の使い方を提案しているものです。

 

今後、市長への「意見書」の提出を検討していきます。

 

皆様のご意見を本会などにメールしてください。

 

三島市には多様な市民やNPOなどと議論する意思は無く、行政の暴走、思い込みが加速しています。

 

恥ずかしい体質といえ、市長の意思・考え方が、市職員にマイナス要因として浸透・拡大している「証」「事実」です。

 

市民と議会に「主権」を取り戻しましょう。

 

 

⇒詳細資料はこちら(PDFファイルが開きます。)

 

 

 

 

 

【10/31市民からいただいたメール】

 

源兵衛川への歩道工事のご相談


グラウンドワーク三島  渡辺 様

 

源兵衛川への歩道の景観保護の相談です。

 


駅前通りから源兵衛川に繋がる舗道の工事案内が写真の様に有りました。

 


どの様な工事になるのか調べてみると駅前大通りから源兵衛川に向かう左側の歩道の石畳を下部の写真(泉橋付近)の修繕舗装のセメントの様な状態で石畳の上を全て舗装をかけて覆って仕舞うとの事。

 

現在の雰囲気のある石畳の源兵衛川に繋がる歩道が写真の様な工事現場の舗装の様になって仕舞うそうです。

 

 

 

【市民からのご意見】

何故この様な景観を壊す工事をするのか市役所の土木課に赴き工事担当者に説明を聞くと、3、4年前にこの町内の住民から歩道がゴツゴツしているので使い勝手が悪く、ベビーカーなどが通行し難く車道を押して行くケースもあり危険もあるので改良工事の要望が市会議員を通してあった為、今年度の予算で工事を実施する様になったとの事。

この歩道は生活道路で有ると共に源兵衛川と云う世界水遺産に認定された観光資源に三島駅から歩いて繋がるプロムナードでもあるので現在の様に景観に配慮をされた物には出来無いのか。 

例えば現在の石畳の景観を生かして目地を埋めて平滑にして凹凸感の改善をするとか、石畳がダメなら景観に相応しい意匠のもので施工出来ないのか問うと、現状の石畳の上から舗装をかける方法が一番コストがかからず他の方法では一旦現在の石畳を剥がし下地や縁石をやり直して施工しなければならずコストが上がり予算に収まらないので出来ないとの回答。

しかも今回の工事は左側の歩道のみで反対側の道の右側の歩道は来年度に実施をするとの事。

道路工事からの視点のみで実施されて街並みのグランドデザインや美観、観光資源の保護の配慮の視点に欠けた行政対応は先人が守り築いて来た観光資源の破壊につながりかねず、このまま来週からこの工事が始まってしまう状況において、この件に関する渡辺代表のグラウンドワーク三島としての見解と対応の方法等のご教示をお願い致したく相談をさせて頂く次第です。

 

今年の芝本町の総会に参加していて、会議の終わり頃に、クリアファイルに挟まれたカラーコピーで、工事のサンプル資料が回覧されました。

特別の経過説明も無く、総会に参加しているのは評議員と新年度の組長になった方達。

この歩道に面指定生活している住人は数人しか居らず、私を含め殆どの人は何の事か分からなかったはずです。

2018/11/4 11:58 ( 活動レポート )
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