平成30年10月30日、グラウンドワーク三島評議員の廣川敏雄さんが逝去されました。
今、葬儀から帰り、惜別の思いと哀悼の意・深謝の気持ちを込めて数々の思い出を手繰っています。
本会の合言葉は「右手にスコップ・左手に缶ビール」です。
彼は本会設立当時から、裏方のこのスコップ部門の主担当として、現場での地道で辛い作業を、土木技術者の経験知・専門知を駆使して懸命に取り組んでくれました。
彼とのお付き合いが始まってから30年近く経過しますが、彼にどのくらいの無理や困難をお願いしたことか。
しかし、何の文句も不平も無く「ジャンボさんいいよ、頑張りますよ、元気出して挑戦しましょうよ」と力強く励ましてくれました。
その応援の心根が挑戦力になり、行政も政治もできなかった、富士山頂や五合目への環境バイオトイレの設置を実現することができました。
この難工事のために長く山頂に泊まり込み、広川建設職員の総力をあげて安全に設置してくれました。
高山病や技術的難題、資金難、体力的限界など、難題が連続的に発生して心が萎えた私に「ジャンボさん缶ビールを飲んで、元気に頑張りましょうよ」と饒舌に話しかけてくれて心が和みました。
源兵衛川や御殿川での草刈りや重機を使用してのヘドロの排除、松毛川での放置竹林の伐採と境川・清住緑地での田んぼづくりや間伐作業、学生たちへの安全教育、楽しい大人の話、飲み込むようにニコニコしながら食べるお弁当の風景、彼との思い出は尽きません。
今まで、グラウンドワーク三島の現場活動の基盤を的確に支えてくれた彼を失い、途方に暮れています。
しかし、現場は生きており、本会の責任と役割は尽きません。
深い悲しみを乗り越え、グラウンドワーク三島の発展的な継続を、彼にお約束するとともに、ゆったりとした空間の中から私たちを見守っていてください。
本当にありがとうこざいました、ご苦労様でした。
グラウンドワーク三島専務理事・渡辺豊博より廣川敏雄さんへのお別れの言葉

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