三島駅南口の「西街区」では、東京急行電鉄(株)による高さ57mもの高層ホテルの建設が、平成29年11月から始まります。「東街区」では、平成29年11月から民間企業への「公募」による高さ100m以上の高層マンションと商業施設、駐車場などの建設計画が進められようとしています。
しかし、現状の「西街区」でのホテル建設の概要は、「広域観光交流拠点」の機能は脆弱で、三島市観光協会や観光ボランティアガイドの配置は三島駅から離れた所へ移され、地元商店との連携は無くなり、三島市による当初計画との違いが明確化してきています。
また、「東街区」では、公募に関わる開発コンセプトイメージが、あまりにも細かく規定されているために、斬新で創造的な発想を求めているとは言い難く、特定企業との事前調整を進めてきていると憶測をせざるを得ない「基本方針案」になっています。
特に、平成29年9月27日に開催された「事業協力者募集の基本方針案」議員説明会の資料によると、66億円もの高額な財政負担が明示されており、市民はその事実を理解・合意しているのか疑問を持ちました。現在、三島市には、今後30年間で830億円もの「公共施設更新費用」による財政負担が強いられることになっています。
今後、三島駅南口東街区再開発事業による新たな財政負担により、三島市の「財政破綻」が懸念されます。「財政が破綻し、街の魅力が傷付き、地下水が消える」危機が迫っているといえます。
そこで、本会が、懸念している三島駅南口再開発事業の、完成後の「模型」と「CGイメージ」を製作し、10月20日に説明会を開催しました。
模型とCGイメージの製作をご担当いただいた、東京理科大学理工学部建築学科の岩岡竜夫教授、リンク建築設計工房の石田潤氏・山田卓矢氏から、その概要を説明いただくと共に、渡辺豊博グラウンドワーク三島専務理事より、今後の活動等を説明しました。
この「模型」と「CGイメージ」は、三島市や東京急行電鉄の公表資料に基づき、東街区の住宅については、高さを100mと設定して製作したものです。グラウンドワーク三島事務局の入口に常設設置していますので、関心のある方は、ぜひご覧ください。
■ 三島駅南口再開発事業・完成後の「模型」の常設展示
展示場所: NPO法人グラウンドワーク三島事務局 入口付近
(住所:静岡県三島市芝本町6番2号、白滝公園交差点の向かい側)
展示時間: 平日9時~18時
■ 三島駅南口再開発事業・完成後の「CGイメージ」一覧
- 「CGイメージ」一覧・1ページ2枚版(PDFファイル)
- 「CGイメージ」一覧・1ページ6枚版(PDFファイル)
■ 関連新聞記事
- 2017年10月25日東京新聞(GW三島が三島駅南口再開発事業・完成後の模型・CGを製作)(PDFファイル)
- 2017年10月23日毎日新聞(GW三島が三島駅南口再開発事業・完成後の模型・CGを製作)(PDFファイル)
- 2017年10月21日伊豆日日新聞(GW三島が三島駅南口再開発事業・完成後の模型・CGを製作)(PDFファイル)
- 2017年10月21日静岡新聞(GW三島が三島駅南口再開発事業・完成後の模型・CGを製作)(PDFファイル)
地図 [KML] [地図表示] | |
ホームページURL | http://www.gwmishima.jp/ |
電話番号 | 055-983-0136 |
住所 | 三島市芝本町6-2 |
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