「三島そば」は江戸時代、三島宿の特産品として東海道を行き交う多くの旅人に親しまれていました。グラウンドワーク三島では、地域の食文化復活を目指し、2003年、平成の「三島そば」栽培の取り組みを開始しました。
そば栽培やそば打ち、農業に関心のある市民を中心に「そばつくり隊」を結成し、とうみや足踏み式脱穀機などの古農具を修理・再生し、昔ながらの栽培方法にこだわり、そば栽培から加工(そば打ち)まで行っています。平成27年からは、三島・農業人育成・都市型グリーンツーリズム推進協議会とグラウンドワーク三島の共催により実施しています。2015年は、約90kgのそば実を収穫し、そばつくり隊メンバーでの年越しそばづくりや、三島街中カフェでの乾麺の販売等を実施しました。
13年目を迎える「三島そば」づくり。その第1回作業として、2016年8月27日(土)、箱根西麓・三島市元山中(川原ヶ谷)のそば畑約3,000㎡で、「三島そば」の種まき作業を実施しました。「そばつくり隊」メンバー、市民、グラウンドワーク三島スタッフ等15人が参加しました。
事前に耕しておいた畑に溝をつくり、参加者が一列になって、そばの種を手でまきました。駿河湾が一望できる絶景も眺めながら、曇り空の穏やかな天候のもと、種まきを終わらせることができました。
「三島そば」は、順調に生育すれば、9月中旬頃に白い花を咲かせます。
「そばつくり隊」では、11月上旬頃に収穫作業を実施します。その後、数回の分別・磨き作業を経て、12月下旬頃に年越しそば打ち教室を開催する予定です。
■新聞記事
2016年8月29日伊豆日日新聞(「三島そば」種まき作業実施)
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