昨年度、グラウンドワーク三島(GW三島)では「三島市地域人づくり事業」の一環として
「第1回まちづくりリーダー育成コース」、「第2回まりづくりリーダー育成コース」、
「社会起業家育成コース」を行い、好評をいただきました。
去る3月28・29日(土・日)、さらなる講座開講の要望を受けて、
『まちづくりスキルアップ パワーアップ講座』を追加開講いたしました。
三島市内はもちろんのこと、県内外、遠くは長野県や群馬県より、29名の方々に参加いただきました。
年齢も20代から70代、職業もまちづくりを学ぶ大学生から、サラリーマン、起業準備中の方、主婦、NPO関係者など、
非常に多様な方々が集まり、とても賑やかな、充実した研修となりました。
-1日目-
研修1日目の3月28日の午前中は、御園地区・松毛川へ向かいました。
現地では、松毛川の自然環境を実際に観察しながら、常葉大学非常勤講師である加須屋真先生に、松毛川の生態系の貴重性や
河畔林保護の重要性をお話していただきました。
松毛川を次世代へ残していく意義を学んだあとは、シラカシ、アラカシ、クロガネモチ、コナラ、クヌギ等、地域の在来種の
苗木を実際に植樹していただきました。
講義と体験を通し、我々グラウンドワーク三島による「松毛川 千年の森づくり」活動、
ひいてはNPOによる環境再生活動の実際を感じていただけたかと思います。
植樹活動後は、3つのグループに別れ、松毛川周辺の地域資源調査に挑戦していただきました。
Aグループは松毛川左岸・沼津側、Bグループは松毛川右岸・三島側、そしてCグループは松毛川~神明宮を散策し、
各グループ毎に松毛川周辺の地域資源を探りました。
午後は会場を三島市民文化会館へ移し、松毛川の未来のアクションプランを考えるワークショップを開きました。
午前の現地調査のグループごとに、それぞれ散策した場所の今後を話し合いました。
白地図に、発見した地域資源や改善点など個々の気づきを落とし込み、
今後の松毛川周辺地域の活用の仕方を議論していきます。
あるグループでは、地元の住民にターゲットを絞り、そこで要求されるハード整備とイベントアイデアを提案するなど、
グループごとに色の違う、地域の魅力や課題の詰まった素敵な地域資源地図が完成しました。
-2日目-
研修2日目は、引き続き三島市民文化会館を会場に、NPOや社会的企業の組織・運営・ビジネス手法を学ぶ講義です。
まず午前中は、当会の起業アドバイザーを務める前川卓三先生を講師に迎え、「NPOビジネス論」と題した講義をいただきました。
前日のワークショップを踏まえ、東北大震災被災地でのワークショップを通したまちづくり活動の詳細やその手法、
幾多の起業者を支援してきた実績に裏打ちされた経営戦略の立て方など、起業やNPOの運営に携わる方たちに向けた分かりやすいご講義でした。
質疑応答では、組織における評価基準や意思決定について、深い議論が行われました。
午後は、グラウンドワーク三島専務理事渡辺が講師を務め、「NPO運営論」について講義を行いました。
20年以上に渡り、グラウンドワーク三島をはじめ様々なNPOを率いてきた経験から、合意形成手法や組織・事業の継続性について
お話をいただき、得意のジョークも交えながらあっという間の3時間となりました。
研修の全過程終了後には、当会の運営する「街中カフェ」にて、講師やスタッフも交えた交流会が開かれ、おいしい鍋を食べながら
参加者同士の親睦を深めていただきました。
「平成26年度三島市地域人づくり事業」で開催した全4回の研修には、延べ100名以上の方々にご参加いただきました。
ご参加くださった皆様には大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
グラウンドワーク三島では、今回の研修での成果を活かし、起業家向けの研修プログラムを新たに構想中です。
準備ができ次第、ご案内いたしますので皆様ご期待ください!
また今回の研修生の感想を近日中にアップいたします。
そちらもどうぞご覧ください。
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