毎日新聞社第16回「日韓国際環境賞」を受賞しました
このたびグラウンドワーク三島は、毎日新聞社・朝鮮日報社主催「第16回日韓国際環境賞」を受賞することになりました。
毎日新聞の記事は、以下からご覧いただけます(リンクはいずれも別ウィンドウで開きます)。
これも、ボランティアやインストラクターの皆さまが、グラウンドワーク三島の多様な環境改善活動に、日ごろから主体的・積極的に参加していただいているおかげと言えます。
受賞に際し、グラウンドワーク三島の緒明實理事長が受賞の言葉をよせています。
第16回「日韓国際環境賞」受賞に寄せて
このたび、グラウンドワーク三島は、毎日新聞社・朝鮮日報社主催「第16 回日韓国際環境賞」受賞することになり、大変晴れがましく、光栄に思っております。
私たちのふるさと、静岡県三島市は、富士山より40km ほど南に位置しています。かつては富士山からの伏流水が、あちらこちらで湧き出し、網の目のように川が流れる「水の都」と呼ばれていました。
しかし、1960 年代から、産業活動の活発化による地下水の汲み上げにより、湧水が減少し、川は汚れ、ゴミや油の浮いたドブ川となってしまいました。
1992 年9 月、このふるさとの環境悪化に問題意識をもった市民団体が中心となり、イギリスで実績を上げていたグラウンドワークの手法を、日本で最初に導入し、グラウンドワーク三島を立ち上げました。グラウンドワークとは、市民・NPO・企業・行政のパートナーシップを通した実践活動のことです。このグラウンドワークにより、ドブ川化した源兵衛川は美しい清流に蘇り、今では多くの市民が散策を楽しむ観光スポットになっています。
私たちは、このグラウンドワークの手法を用いて、今回の受賞理由となったミシマバイカモの復活・保全活動など50 以上のプロジェクトを実践しています。ミシマバイカモは、キンポウゲ科の水中花で、その名前が示す通り、「水の都・三島」の清流のシンボルでした。いったんは、川の水質悪化により市内から姿を消してしまいましたが、「三島梅花藻の里づくり」を進め、市民参加の保全活動を展開してきました。
1997 年2 月には、三島市で「第一回日韓バイカモ国際サミット」を開催し、韓国で同じくバイカモの保全活動に取り組む、江華郡や韓国ナショナルトラストと「日韓バイカモ保全ネットワーク」を設立しました。以来、日韓バイカモ国際サミットは、山形市、富士宮市、そして本年は江華島で開催されるなど、グラウンドワーク三島による地道な活動は、国際的・発展的な影響力を持つようになっています。
次のバイカモ国際サミットは、三島で開催し、是非ともネットワークの輪を中国などへと広げていきたいと考えています。また、江華島での「国際バイカモ交流センター」などの拠点整備にも取り組んでいきたいと意気込んでいるところであります。
誠に有難うございました。
平成22 年10 月21 日
特定非営利活動法人グラウンドワーク三島
理事長 緒明 實
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「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年9月27日「三島そば種まき体験」掲載
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業