世界の宝物・富士山を守れ!子どもフィールドネットワーク活動
第6回 田貫湖探検 〜湿原や2次林の動物と植物〜
「子どもフィールドネットワーク活動」第6回目のプログラムは、田貫湖の北側にある小田貫湿原を歩きながら、
様々な動物や植物を観察したり、富士山の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録された白糸の滝を
訪問しました。
当日は、常葉大学非常勤講師の加須屋真先生に講師を務めていただきました。
富士山に近い小田貫湿原の標高は700メートル。この高さで湿原があるのはなかなか珍しいことのようです。
このような寒い場所の自然林は基本的に落葉樹です。夏は生い茂って日よけとなり、寒い時期は葉が落ちる
ことで地面まで日の光が入り、落ち葉で覆うことで暖かくなります。自然はよくできています。
11月に入り寒い時期でもありましたが、バッタやザトウムシ、カメムシやハチなど様々な昆虫がいました。
この地域のバッタは羽が短く、移動して遠くに行くことはあまりないんだそうです。
トンボの専門家である加須屋先生の下、ヒメアカネやマイコアカネなど、多くのトンボを見つけました。
寒いからか、湿原の歩道の木の白くなった暖かくなる部分に留まっていました。
湿原には、浮葉植物や沈水植物、根は水中で葉は水の上に出ている宙水植物があります。例えば、
ミシマバイカモは沈水植物です。ここでは、ヒルムシロやヨシなどを観察しました。
田貫湖湖畔で昼食を取り、白糸の滝を見に移動しました。残念ながら工事中で、あまり近よることは
できませんでしたが、溶岩の隙間から水が溢れ出す様子は壮大でした。駐車場から滝への移動中にも
沢山の動物、植物がみつかりました。
白糸の滝からは、雪がどっしりと積もった富士山の雄大な姿を見ることができました。
前日の雨に影響されることなく、この日の観察会は晴天でポカポカしていたので快適に活動できました。
湖畔での昼食は少し寒かったですが・・・
違う季節に観察すると、また違う様子が観察できるようなので、それは次回のお楽しみです。
今回、ご案内して頂いた加須屋先生、ありがとうございました。
また、参加してくださった皆様、次回の「子どもフィールドネットワーク活動」にもぜひご参加ください!
地図 [KML] [地図表示] | |
住所 | 小田貫湿原 |
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