箱根西麓の遊休農地を活用した平成の「三島そば」づくりは、今年で10年目を迎えました。そばつくり隊メンバーと共に、元山中地区(三島市川原ヶ谷)の遊休農地約2,400平米において、種まき作業を8月下旬に実施しました。9月に通過した数回の台風にも負けずに、三島そばは順調に成長し、例年より早く、9月中旬に白い花を咲かせました。
11月9日、北側には富士山、南側には三島市街や駿河湾が見渡せる晴れの天候のもと、そばつくり隊のボランティアメンバー、グリーンジムモニタープログラムのモニター等35人で、収穫・脱穀作業と分別作業を実施しました。
そばつくり隊の下郷さん、藤井さんの指導のもと、鋸鎌等を使って、約半分の面積のそばを刈り取りました。そばと同じ背丈まで成長している雑草を除けながら、片手でつかめる程度に束ねました。
並行して、足踏み式脱穀機や、参加者の手で、そばを脱穀しました。この足踏み式脱穀機は、戦前に製造された貴重な古農具です。市内の農家さんから譲り受け、そばつくり隊メンバーでレストアしました。50年以上経過した今でも現役で稼働しています。
残り半分の面積は、コンバインで収穫・脱穀しました。普段はなかなか見ることができない機械での作業であり、参加者は興味津々に見学していました。今回の作業で、約200kgのそば実を収穫することができました。
また、参加賞として、参加者全員で、畑の隅で栽培していたダイコン3種とカブも収穫しました。
作業終了後は、参加者全員で、箱根西麓野菜でつくったお総菜やおにぎりをいただきました。一汗かいた後の昼食は格別です!
午後からは、悠遊工房ひろかわ(三島市加茂川町)にて、分別作業を実施しました。脱穀したそば実には、茎や雑草の実などがたくさん混じっています。ちりとりにそば実を広げ、目視で分別しました。
現在、そば実は、三島市大場で乾燥させています。今後、11月12日(火)13:30より、第1回分別・磨き作業として、目視や農機具の「とうみ」を用いた分別作業や、農機具の「磨き機」を使った磨き作業を進めます。平日は、そばつくり隊メンバーで作業を進め、11月16日(土)9:30より、第2回分別・磨き作業を実施します。
分別・磨き作業には多くの人手が必要です。12月中旬以降、新そばに舌鼓を打つべく、一緒に汗を流しませんか?皆様のご参加をお待ちしています。
地図 [KML] [地図表示] | |
住所 | 元山中そば畑 |
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