9/7 鎮守の森探検隊第5回「耳をすまして、秋の虫の声を聞こう!」
9月7日(土)の夕刻、三島市長伏にて鎮守の森探検隊を開催しました。
第5回目は、「耳をすまして、秋の虫の声を聞こう!」というテーマで、夜鳴く虫の観察会を行いました。
日中は、30度を超えていた三島ですが、陽が落ちると秋の気配がそこここに感じられ、狩野川からは秋風が吹いてきます。
耳をすますと虫の声と夕暮れに長伏公園で遊ぶ子供たちの声が聞こえてきます。
本日の講師、加須屋先生・杉本先生と一緒に狩野川の堤防を散策しながら、夜鳴く虫の観察会スタートです。
陽が暮れていくとともに、虫の合唱が聞こえてきます。
人によって、聞こえ方は様々。同じ虫の声でも、表現の仕方が違うようです。
駐車場わきで、まず聞こえたのは、アオマツムシの声です。
「リーリーリー」と涼やかな声が木の上から聞こえていました。
堤防から、耳に掌をあてると、遠くの虫の声が聞こえてきます。
きれいな澄んだ声がたくさん聞こえてきました。
コオロギやキリギリスの仲間たちのことを鳴く虫というのだそうです。
セミなどは鳴きますが、鳴く虫の仲間には入らないんだよと先生に教えていただきました。
途中、堤防から河川敷にあるグラウンドに降りました。
ここでは、鹿のフィールドサイン(足跡)にも出会いました。
河畔に近づくといろいろな虫の声が聞こえてきます。
先生に「いくつわかるかな?」と聞かれました。
みんな、口々に5つ!7つ!と自分が聞き分けられた数をあげます。
グラウンドの周辺だけでも10種類以上の虫の声が聞こえていたそうです。
大きな鳴き声もあれば、気にしていても聞き落してしまうような小さな声もあります。
先生方は、その小さな声も聞き逃さず、ほら、そっちの方向で鳴いてるよ。とか今度は、こっちと教えてくれます。
スズムシは、単独で鳴くときとメスがいるときの鳴き方が違うというのも教えてもらいました。
大人は、虫の声を存分に楽しみましたが、子どもたちはそれ以上に虫取りに夢中になっていました。
野球場のナイター照明がついていたので、コオロギなどの姿もよく見えます。
さすがに、鳴いている姿は見せてくれませんでしたが、エンマコオロギやヒメクサキリ、クビキリ、オナガササキリ、トノサマバッタなど草地に棲む鳴く虫にたくさん出会いました。
昆虫が大好きという男の子は、20匹ちかくのエンマコオロギを捕獲し、家で飼うと大事そうに持って帰りました。
夜はきっと大合唱を聞かせてくれることでしょうね。
普段、何げなく耳にしている虫の声。
たまには、ゆっくりと耳を傾けてみませんか?
きっと、なにか感じるものがあるはずです!
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