この25年間にわたり、「右手にスコップ、左手に缶ビール」を合言葉に、静岡県三島市を活動現場として積み重ねてきた、「グラウンドワーク三島」の活動は、身近な環境改善活動から地域再生、農業再生、コミュニティ・ビジネスなどに発展を続け、持続可能な地域再生・まちづくりの「成功モデル」を創り上げ、先進的な市民運動に成長して、国内外にその活動を拡大しています。
現在、全国各地では少子高齢化の拡大による中心商店街の衰退や自然水辺環境の悪化など、多様な社会的課題を抱え、その抜本的な解決に苦しんでいる地域が多いと思います。また、若者の流出が拡大し、次の地域を支える人材不足も拡大し、日本全域の元気が失われつつあります。
そこで、グラウンドワーク三島は、設立25年の記念すべき節目の本年、地域を確実に元気にできる地域再生のトップリーダーを育成すべく、「地域再生大学院大学」を三島市に開校することにいたしました。今後、益々脆弱化が進行する地域を確実に再生するための実践的なノウハウと学術的・専門的な国際的な地域再生のスキルを先進的な現場モデルの体験を通して学習できます。
今回、試行的に開講する第1回「地域再生アクションセミナー」では、これらの先進的な「現場モデル」を全国の「地域モデル」に変換、活用しながら、多くの地域の方々に、分かりやすく、多様な地域再生のノウハウをお伝えしたいと考えています。特に、セミナーでは、国内外の専門知・経験知を持ち、地域再生・まちづくりのトップリーダーと評判の渡辺豊博が主要講師となり、現場力・実現力が身に付く、質の高い実践的な「カリキュラム」を提供していきます。
多様なノウハウの習得と現場視察・体験を通して、ふるさとを元気にするためのスキルを磨いてください。私たちとともにスコップやノコギリなどを持って、現場で学び、アクションしましょう。
地域再生大学院大学学長・グラウンドワーク三島専務理事 渡辺 豊博
■第1回「地域再生アクションセミナー」の概要
日 時 第1回 平成29年 7月22日(土) 講義
第2回 〃 7月23日(日) 視察
第3回 〃 7月29日(土) 体験
第4回 〃 8月5日 (土) 講義・演習
時 間 各日とも 午前9時30分から午後4時00分頃まで
会 場 講義・演習 グラウンドワーク三島研修室
体験 三島市御園地区・松毛川
視察 三島市内
定 員 30人程度(市民、NPO、市民活動団体、学生、企業、行政職員などを対象)
受 講 料 4回参加:40,000円、各講義1回参加:12,000円
申込方法 しおりに添付の申込書に必要事項を記入の上、平成29年7月10日(月)までにグラウンドワーク三島事務局まで(その後も随時受け付けます。)
内 容 講義「地域再生・まちづくりの戦略的アプローチとNPOの基礎知識を学ぶ」
「地域再生・まちづくりリーダーの役割とスキルを学ぶ」
「市民・行政・企業とのパートナーシップの有効性と仕組みを学ぶ」
「当法人による先進的で多様な現場モデルのノウハウと合意形成のプロセスを学ぶ」
「英国グラウンドワークの地域再生・まちづくりから学ぶ」
「NPOマネジメントとビジネス・資金調達・助成金確保のノウハウを学ぶ」
演習「ふるさとの宝物探しと魅力アップのワークショップ」
視察「グラウンドワーク三島の実践地の視察」
体験「松毛川での竹伐採、チップ化、植樹活動、清掃活動などの体験」
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒地域再生アクションセミナーしおり(PDFファイルが開きます。)