富士山世界文化遺産登録記念講演会
富士山の世界文化遺産登録をめぐる光と影
グラウンドワーク三島は、20年間以上にわたり、多くの人々のご支援を受け、富士山の環境再生活動を展開してきました。1993年には、富士山を「世界自然遺産」に登録するための署名運動や清掃活動、植林活動などに取り組んできました。また、2000年からは、富士山の五合目と山頂に杉チップを活用した「環境バイオトイレ」の設置を技術的・工事的・専門的・人的に支え、長年の課題だった、し尿の垂れ流し問題の具体的な解決策をNPOとして国内外に発信しました。
富士山が登録されることは、未来永劫、富士山を守り・伝えていく開発抑止への「覚悟の証」であり、日本人の環境と観光との「共生の知恵」が世界基準により評価されることを意味しています。
さる6月22日にカンボジア・プノンペンで開催された「世界遺産委員会」において富士山の世界文化遺産登録が決定しました。その会議にオブザーバーとして参加した当法人の渡辺専務理事が討論の具体的な概要や世界遺産の合否プロセスについて臨場感ある講演を行います。また今後、懸念されるオーバーユースによる環境被害などについて、海外の世界遺産地区を事例として比較説明します。
さらに、それらの課題解決のための富士山庁の創設や富士山立法の制定、富士山基金の造成などについても解説します。お祭り騒ぎや急場しのぎの対策などでは富士山の抜本的な改善につながりません。皆さんとの議論を通して、「富士山再生アクションプラン」を提案したいと考えています。
日 時 平成25年6月29日(土)16時40分〜18時
場 所 Via701 1階ホール(三島市本町7−30、電話055−973−0068)
※JR三島駅から徒歩10分、伊豆箱根鉄道三島広小路駅から徒歩2分)
講 師 渡辺 豊博(グラウンドワーク三島専務理事・都留文科大学教授・富士山学開講)
参加費 無料
申込み 自由参加
●詳細案内はこちら(PDFファイル)
地図 |
住所 | 三島市本町7-30 |