地域社会雇用創造事業の目標は、
「グラウンドワーク・インターンシップ」により
地域のNPOや社会的企業の担い手を育成すること、
そして「グラウンドワーク・インキュベーション」により起業家を支援することを通して、
地域の社会サービスと雇用を加速的に創造することにありました。
インターンシップ事業には、多くの求職中の方、起業準備中の方、
そして地域の中で活躍の場を探している年金生活者の参加があり、
2012年2月末までに、102名より就職・起業の報告がありました。
研修を受講された方が、インターンシップで何を学び、
またどのようなきっかけで進路を切り拓くことができたのかについて、
代表事例を紹介します。
また、インターンシップの研修生には、公務員、会社員、
そしてNPO等のスタッフ等、有職者の方も多く含まれていました。
研修に参加した皆さんが、インターンシップで何を身につけ、
より良い社会サービスを提供できるようになったのかという
アンケート結果についても概観します。
さらに、インキュベーション事業においても、2012年2月末までに、
109名の方が、NPO法人や株式会社等の社会的企業を立ち上げました。
インキュベーション事業の社会的効果としては、
起業による起業の付加価値(利益)の創出や、
社会的課題の解決、そして雇用の創出を通した納税の増加、
社会保険料の増加、公的給付や手当の減少が含まれます。
グラウンドワーク三島では、これらの社会的効果について、
社会的投資収益率(SROI)分析の手法を用いた評価を実施中で、
その結果についても、2012年5月に公表の予定です。
ここでは、インキュベーション事業による起業支援の効果をみるために、
起業した109名に対するアンケート調査の結果をご紹介します。