第10回心を元気にするショートツアー(12/23-25)

2011/12/27 15:30 投稿者:  gwmishima

 

12月23日(金曜日)
 
猛吹雪の中を出発し、バスにゆられて石巻から約8時間半。
静岡県御殿場市の御殿場高原『時之栖』に到着しました。
 
       
御殿場高原ホテル入口の看板                  さくらの間(会場) 
 
今日は曇り空。楽しみにしていた富士山は見えませんでした。
 
 
     コンサートプログラム
 
 
ゆれるバスの中でメイクは完成させたので、着替えてリハーサルです。
 
 
 
 
長距離移動の疲れも見せず、子どもたちは元気に準備をすすめます。
でも、テレビニュースの生中継が入ったりしているので、表情はちょっと硬めかな!?
リハーサルが終了し、お客様が入場しはじめ、本番前にまずテレビの中継です。
 
 
  テレビカメラを向けられちょっと緊張
 
 
リポーターさんと先生のお話の後、石巻の子どもたちのクリスマスソングメドレーを披露しました。テレビカメラが近くまで寄ってきて、とても緊張したようです。
1回目の中継が終了すると本番です。
『時之栖少年少女合唱団』の子どもたちによる合唱。
 
 
 
澄んだ歌声は心に染み入るようでした。
 
 
その後は『石巻少年少女合唱隊』のくるみ割り人形です。
クリスマスを題材にしたチャイコフスキーのバレエ組曲を子ども向けのミュージカルに仕立てた作品で、名曲の花のワルツはもちろん、耳慣れた曲がふんだんに入っています。
また、クリスマス直前ということで、クリスマスソングも盛り込んだ特別仕立ての楽しいミュージカルになっていました。
くるみ割り人形が終了すると『時之栖少年少女合唱団』の子どもたちによるクリスマスソング、そして2回目のテレビ中継。このときは『石巻少年少女合唱隊』の子どもたちもインタビューを受けていました。
 
 
 
 
『石巻少年少女合唱隊』『時之栖少年少女合唱団』そして会場のお客様と一緒に歌った『ふるさと』がテレビから流れたと思います。
 
 
 
 
コンサート終了後は『時之栖』の今年さらにパワーアップしたイルミネーションを見学し、夕食を食べ、温泉につかって今日一日の疲れを癒し、宿泊場所『ココチホテル』にて今日の予定は無事終了しました。
 
 
明日は、晴れて富士山がきれいに見られるといいね!    (眞)

 

 

 

 

12月24日(土曜日)
 
石巻少年少女合唱隊の皆さん、昨日は素晴らしい合唱公演をしていただきありがとうございました。今日は公演の前に、静岡に来た記念にと合唱隊の皆さんと富士山観光に行きました。
 
今日はクリスマスイブ。
 
JR沼津駅でこんな格好をした方と記念写真。
 
 
 
 
最初に向かった場所は「樹空の森」です。富士山の成り立ちや四季の特徴についてスクリーンやジオラマなどを通して学びました。
 
 
 
 
次に向かったのは「御胎内温泉」です。初めに温泉につからせていただきました。
冬の富士山をという絶景を見つつ温泉に入り、昨日からの疲れを取った後で、バイキング式の昼食を楽しませていただきました。
富士山の知識を得た後に温泉から見る富士山の景色はまた格別で、料理もこれ以上かというくらいに堪能させていただきました。
場所や料理を提供してくださった、「樹空の森」の皆さん、「御胎内温泉」の皆さん、本当にありがとうございました。
 
 
昼食を取った後は、富士山の二合目付近にある水ヶ塚公園周辺を散策です。
 
 
     
 
雲によって頂上は見えないかと心配もされましたが、一時はツアー参加者の皆さんにエールを送るかのように頂上を望める雲間ができ、合唱団の皆さんを喜ばせていました。
 
 
富士山観光を楽しんだあとは、「みしまプラザホテル」さんでコンサートです。
『三島少年少女合唱団』、『沼津少年少女合唱団』の子どもたちと共に、約90分にわたって心に響く素晴らしい合唱を披露してくれました。
 
     
 
公演後には、合唱を聴きに来て下さった方の全員が感動と感謝の言葉を口にされていました。
 
 
  ロビーで来てくださったお客様をお見送り
 
 
コンサートの後は、三つの合唱団の子どもたちが混ざり合うように各テーブルに散らばり、交流食事会が行われました。
最初は親御さんから聞かれたことを答えるばかりだった子どもたちが、途中で行われたクリスマスプレゼント争奪ビンゴ大会を機に、合唱団を越えた交流を行っていました。
 
 
 トナカイ君とじゃんけん大会
 
 
      
 渡辺サンタよりご挨拶                           石巻少年少女合唱隊の先生のご挨拶
 
 
 
 
アドレスを交換や写真撮影などをきっかけに、話に華を咲かせ盛り上がる女の子たちが目立つ中、次のような出来事もありました。
実は、二日目の室内外の激しい気温差と水ヶ塚公園の散策による体力の消耗もあいまって公演後に体調不良をうったえられ、交流会に参加できない石巻少年少女合唱隊の女の子がいたのです。
しかし、同じテーブルに座る予定だった沼津少年合唱団の女の子から、ビンゴ大会のプレゼントをその欠席された女の子に渡してほしいメッセージカード付きで頼まれました。
 
 
 
 
県を越えた合唱団の心の交流を間近に感じられました。
外の気温はますます冷たくなる中、これほど心温まる出来事は中々ないと思います。
合唱を行う場所を提供してくださり、おいしい料理もふるまってくださった「みしまプラザホテル」の皆さま、心より感謝を申し上げます。
 
また、交流会の中で『NPO法人 飛躍28』の石川陽子代表を通して、岐阜県安八町の『金森 豊』さんから贈られた「お米」を『NPO法人フェアトレード東北』へ贈呈させていただきました。
 
二日目を終え、初日は緊張気味だった子どもたちの顔にも、笑顔がうかび出し場をなごやかにさせていました。
親御さんからも、「地元にいたらこのようなクリスマスは体験できませんでした。」と感謝の言葉もいただき、ツアー参加者の皆さんの満足感を直に感じ取れました。    (巻)
 
 
 
12月25日(日曜日)
 
最終日は源兵衛川など三島市内の水辺散策です。
前日の雲の多さが嘘のように、富士山の頂上がはっきりと見え、ツアー参加者の皆さんが写真を撮られていました。
 
三島梅花藻の里で、清流のバロメーターであるミシマバイカモを観察したのち、水の苑緑地に立ち寄りました。
初めは顔を出さなかったカワセミやキツツキなどの動物も、合唱隊の子どもたちの声に魅かれてか、姿を見せてくれました。
また、湧水あふれるせせらぎのなか源兵衛川を散策し、自然を身近に感じることによってみなさんリラックスされていたようでした。
 
 
 
 
源兵衛川の散策が終わると、渡辺事務局長のご友人である菊池美香さんが、アメリカの子どもたちとともに折られたという千羽鶴を石巻少年少女合唱隊の皆さんにプレゼントしました。
アメリカは現在不況下で気軽に寄付などを行える状況ではありません。
そんな中で、困ったときはお互い様だからと、様々な活動を通して得たお金を寄付金として日本に送っていただいています。
この千羽鶴もそのような思いがつまった結晶のようなものです。アメリカに折り紙はありません。
そんなアメリカの子どもたちがぎこちないながらも折った千羽鶴が石巻のこどもたちに渡されました。
我々もただ渡しただけではなく、未来に繋がる子どもたちのネットワークづくりに一役かれたのではないかと思います。
 
 
 
 
そんな心あたたまる出来事があった後、「楽寿園」を見学しました。
まだ残る紅葉や池で泳いでいるカルガモや白鳥を観察しました。
 
 
 
 
帰りのバスでは、「鯛元」さんの鯛焼きをおやつにいただき、また、「三嶋観光バス」さんからもクリスマスプレゼントとしてプリン、「Patissrie mon」さんからはクッキーをいただきました。
 
 
 
ツアーを終えて、最後には笑顔いっぱい・眠気いっぱいの帰路となりました。
今回のツアーもご支援ご協力して下さった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も、息の長い支援を継続し、人とのつながり・笑顔のつながりを増やして参りますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。      (山)
 
 
 
 
今回、ご協力いただいた方々です。
 

 

 

第10回心を元気にするショートツアー
第10回心を元気にするショートツアー