9/20~9/22第16回心を元気にするショートツアー①

2015/10/16 11:56 投稿者:  gwmishima

 当法人では、東日本大震災の発災を受け、平成23年4月に「子どもを元気に富士山

プロジェクト」を立ち上げ、これまでに、宮城・福島の子供や家族の皆さま約1,500名を

富士山・伊豆・三島地域にご招待し、子供の好奇心、探究心を育む「心の育成」を目的

とした、富士山登山体験や豊かな自然・水辺での環境学習、和太鼓・スポーツ交流を

実施してまいりました。

 

 平成26年11月1日~3日には、株式会社フヨウサキナ様のご助成のもと、三島市の

三嶋大社と同じく、甚大な津波被害を受けた南三陸町伊里前(いさとまえ)に三嶋神社

があることのご縁で、JHP三島桜プロジェクトやNPO法人レッツエンジョイしゃぎりと共に、

伊里前にて「伊里前獅子舞の子供囃子」と三島囃子の郷土芸能交流が実現できました。

名足復興公営住宅では桜の植樹を実施し、多くの地元の皆さまにお世話になりました。

 

 今年度も、株式会社フヨウサキナ「東北の未来をつくる女性と子ども応援プロジェクト」

にご助成いただき、去る9月20日(日)~22日(火・祝)に、宮城県南三陸町で被災された

「伊里前(いさとまえ)獅子舞の子供囃子」を中心とした子供・大人約30名を三島市に

ご招待しました。

 

 日程中、三嶋大社にて獅子舞と三島子どもしゃぎりによる「郷土芸能交流」、世界文化

遺産富士山を学ぶ「富士登山体験」、三島の清流・源兵衛川で「たも網」を用いた生き物

探しを実施する「水辺の体験塾」、「伊豆・三津シーパラダイス」ツアーを実施しましたので、

活動をご報告いたします。

 

■活動報告①:9月20日(日)「郷土芸能交流」

 5連休の2日目、渋滞を乗り越えてツアー初日に無事、貸切バスで三島へ到着した

南三陸の皆さまは、三嶋大社での正式参拝後、南三陸の獅子舞子ども囃子1チームと、

三島市の子供しゃぎり2チームが三嶋大社で交互に演奏する奉納共演をいたしました。

 

 

 南三陸町を朝5時に出発し、9時間かけて三嶋大社へ到着した皆さまは少し疲れた

ご様子でしたが、NPO法人レッツエンジョイしゃぎりと徳倉のしゃぎりチームがしゃぎり

でお出迎えし、驚きながら社務所へと参道を進みました。しゃぎりチームの皆さま、

ご協力ありがとうございました!

 

 社務所には、伊里前の三嶋神社へ御神輿を寄贈した、裾野市石脇の三嶋神社の皆さまが

お待ちしており、伊里前の阿部会長からお礼のご挨拶を直接お伝えすることができました。

 

 

 伊里前獅子舞チーム(契約会)に所属する子どもたちは、震災後に新調した衣装の着付けを

行い、三嶋大社様から御一行のお迎えとして、正式参拝に参加しました。はじめて参拝した方

も多く、荘厳な雰囲気の中で参拝の儀を取り行っていただきました。

 

 子どもたちはお母さんチームにお化粧してもらい、いよいよ獅子舞囃子に出発です。

 

 しゃぎりがお迎えする獅子舞の舞台となる三嶋大社の鳥居前にて、まず渡辺専務より当会の

震災支援活動のご紹介・ご挨拶させていただきました。

 

 三島市の豊岡市長にもお越しいただき、歓迎と激励のご挨拶、さらに最後まで温かく応援して

いただきました。

 

 続いて伊里前契約会の阿部会長より、南三陸の現状や復興に向けた取り組み、獅子舞の紹介

とお礼の言葉を頂き、獅子舞開始です。

 

 

 三嶋大社の鳥居前から参道にかけて、雌雄の獅子と獅子を先導する「はやし」役が、子どもたち

の元気な囃子と掛け声に合わせて激しく、力強く舞います。連休中とあって、三嶋大社近くと通る

多くの方々が立ちより、大変にぎやかな獅子舞となりました。

 

 三島には獅子舞が珍しい事もあって、多くの子供たちの頭に、獅子が厄除けとして噛みついて

大盛り上がりでした。

 

 

 獅子舞の後には、全面的にご協力いただいた三嶋大社の権宮司・矢田部様にご挨拶いただき、

子どもたちを中心とした皆さまで記念写真を撮影しました。今後も子ども同士の伝統芸能交流を

通じて、地域を盛り上げていきましょう!

 

活動報告②に続く)

地図

住所 静岡県三島市大宮町2-1-5