第1回「心を元気にするショートツアー」3日目

2011/4/18 11:24 投稿者:  gwmishima

 早朝6時起きで、韮山の中学生とサッカー対決をした中学生たちは、朝から元気いっぱいでしたが、静岡で心と体をゆっくりしていただくツアーもいよいよ最終日を迎えました。

 

 


いちごプラザ様から、大きないちごが一粒入った「いちご大福」をご提供いただきました。中身を食べ終えた後、石巻への方々へ向けた応援メッセージの込められたカップのふたを持ち帰る皆さんの姿が印象的でした。

 

 


一行は、函南町丹那の「酪農王国オラッチェ」へ。品質に優れた丹那牛乳の生産地にある体験施設です。運営する酪農王国株式会社様の協賛で、この丹那の生クリームと低温殺菌牛乳を使ったアイスクリーム作りを楽しみました。グループに分かれて、材料の計量、卵の投入、混ぜ合わせ等を進めていくと、アイスクリームの完成です!とても濃厚な味で、子どもたちはみな笑顔になりました。サブレのお土産もご提供いただきました。

 

 

 


最後に、子どもたちに、今回のツアーの思い出を、画用紙に描いてもらいました。富士山だったり、お風呂だったり、たくさんの思い出ができたようです。絵に登場する人物の顔はすべて笑顔でした。

 


名残惜しいですが、石巻への旅路がスタートしました。帰りのバスは皆さんゆっくりお休みされながらの移動となりました。石巻に近づくにつれ、「現実に戻りたくない。」「あと一週間いたかったな・・・」といった本音が聞こえました。私たちのできることは限られているという現実を目の当たりにし不甲斐ない思いでしたが、また、みなさんがそれほどまでに楽しんでくださったことを実感しました。

 

 


 バスが避難所に着いたのは、消灯時間まじかでした。石巻の暗くて冷たい空気が身に染みて、正直さよならを言うのが心苦しかったです。「いつでも連絡くださいね。待っていますから!」それが精一杯のお別れの挨拶でした。バスを降りたみなさんは何度も何度もお礼をしてくださって、寒空の中バスが見えなくなるまで手を振ってくださいました。


毎日の街頭募金活動に協力してくださるインストラクターやボランティアの方々、募金をしてくださった皆様、支援物資を届けてくれた皆様、食事や施設を提供してくださった皆様、当日駆けつけてくださったボランティアの皆様、本当に多くの方々のご支援によりこの活動ができることに、心より感謝申し上げます。


「みなさんの心がいっぱいの3日間をいただき、涙があふれてくるばかりです。石巻に戻りまた現実との戦いになりますが、みなさまからいただいた希望と勇気を持ち帰り明日からの糧とさせていただきます。協力しあって一歩一歩一日一日前に進んでいきたいと思っております。本当にありがとうございました。」という参加者のお言葉を代表して、すべての方々の温かいご支援がこのような形で被災者の方々に届きましたことをご報告致します。

第1回「心を元気にするショートツアー」3日目
第1回「心を元気にするショートツアー」3日目