「韓国江華島スタディツアー」研修日記・2日目・9/19

2017/9/27 20:08 投稿者:  gwmishima

 この度当会では、外務省の推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS2017」を実施する公益財団法人日韓文化交流基金より助成を受け、「環境資源を活かした先進的なまちづくりを学ぶ・日韓若者交流リーダー育成事業」を実施しております。

 その中で、去る9月18日~23日、5泊6日にわたり、全国各地より環境保全やまちづくりに関心の高い高校生・大学生15名を募り、「環境資源を活かした先進的なまちづくりを学ぶ・梅花藻のふるさと韓国江華島スタディツアー」を開催いたしました。

 

 本投稿では、2日目となる9月19日(火)の行程についてご報告いたします。

 

 昨日の歓迎会の余韻も残しながら、研修2日目のスタートです。

 まず訪れたのは、江華島干潟センターです。朴さんや金さんより、江華島の干潟の生態系やその貴重性、韓国ナショナルトラストによる干潟での活動について講義を受けました。

 その後、渡辺専務理事より、グラウンドワーク三島による活動を、バイカモ保全活動を中心に紹介していただきました。

 

 

 ここからは、日本学生チームと韓国学生チームに分かれてワークショップを開催し、これまでの経験を活かし、江華島のバイカモ保全の改善策とアクションプランについて考案・発表していただきました。

 日本チームは、維持管理や教育、広報、意識啓発といったテーマごとに課題を整理し案をまとめたのに対し、韓国チームは市民や行政、研究機関といった関わる人々の立場ごとに案を考え、両者のアプローチの違いが興味深い発表となりました。

 

 

 

 こういった議論や意見交換の経験が、お互いの若者にとって、地域の環境保全について国際的な視点も加えながら考える基盤につながればと思います。

 

 その後は実際に干潟に向かい、干潟に放棄・漂着するゴミの清掃活動を行いました。空き缶やペットボトルといった生活ゴミや、漁業や農業用のものと思われる産業ゴミまで、美しい景色とは裏腹に大量のゴミが集まり、ここでも少し環境改善に貢献することが出来ました。

 

 

 干潟を後にし、午後は江華群庁に向かいました。

 ここで、昨日より同行していただいた韓国の学生とはお別れとなりました。わずかな時間でしたが、日韓の若者同士で交流を深める貴重な時間となりました。ご参加いただきありがとうございました!

 

 その後、群庁へ表敬訪問に伺いました。群長は多忙のためご臨席いただけませんでしたが、環境衛生局の李課長が、日本の学生からの江華島の名産や環境、観光などの質問に親切に受け答えしてくださいました。

 

 

 記念品までいただき、ありがとうございました!

 

 体も頭も存分に使った後の昼食(カルビスープ)は絶品です!

 

 ここからは、江華島の歴史・文化資産の視察です。

 まずは、ユネスコ世界文化遺産にも指定されている江華支石墓群(コインドル)です。コインドルは、紀元前2000年ほど前に造られた支配階級の人々のお墓と考えられており、当時の人や歴史に思いを馳せながら、その上にみんなで寝ころぶ体験をしました。

 

 

 次に、砲台跡である広城堡へ向かいました。古来より軍事上の要所であった江華島を守ってきた砦の一つで、江華島の歴史の深さの一端を知ることが出来ました。

 

 夕食は、一部残って下さった韓国の大学生も交えて鴨料理を囲み、ここまで韓国で感じたことなど感想を述べ合い、互いの理解をさらに深めることが出来ました。

海外事業 )
地図

住所江華島の干潟