NPO法人グラウンドワーク三島では、1992年から、環境悪化が進む「水の都・三島」の水辺自然環境の再生活動を展開し、市内から姿を消した清流のシンボル・ミシマバイカモ(三島梅花藻)の保護活動に取り組んできました。一方、韓国・江華島の海岸線に広がる水田地帯には、5月になると白く可憐なバイカモの花々が咲き乱れ、「白い海」と呼ばれていました。
しかし近年、水田での農薬使用によりバイカモが減少し、1998年には「絶滅危惧野生植物」に指定され環境のバロメーターが絶滅の危機に陥りました。
そこで、グラウンドワーク三島と韓国でバイカモの保全活動に取り組む「韓国ナショナル・トラスト」は、2003年より「日韓バイカモ市民交流」を開始し、2004年には環境交流協定を締結しました。2009年には、江華島のバイカモ保全地が、ラムサール条約湿地に登録されましたが、この登録理由の一つに、日本との国際的な環境保全活動の連携が評価されたことがあげられています。
そこで、2017年9月18日から23日にかけて、日韓相互の若者が、韓国江華郡の貴重種・バイカモ保護地での保護活動や干潟での環境美化活動を体験するだけでなく、お互いの環境資源を生かした先進的なまちづくりの具体的な手法や若者の役割について学び、議論し、相互理解を深めることを目的とする「梅花藻のふるさと・韓国江華島スタディツアー」を開催しました。
まずは、毎日新聞動画のURLをご案内します。
ツアーの詳細は、随時掲載します。
⇒2017年9月19日公開・毎日新聞動画「韓国・江華島:日韓の学生が環境美化活動に参加」(別サイトにリンクします)
地図 |
住所 | ラムサール条約に登録された江華島の水田 |