腰切不動尊は、寛永10(1633)年に、御殿川の水車場の川底から見つかった「石仏」を祀ったと言い伝えられています。石仏は、へそから上の上半身しか彫られていなかったために「腰切」の名で呼ばれるようになりました。
「安産や下の病」に、ご利益があるとして、近郷近在の人々から信仰されて、年間3回のお祭り(大祭が5月28日、例祭が9月28日・1月28日)が行われてきました。しかし、信者の高齢化と信仰心の風化などによって、お祭りも行われなくなってしまいました。
そこで、平成11(1999)年から、地域住民やグラウンドワーク三島、日本大学国際関係学部国際協力部などが協力して腰切不動尊の祠や腰切井戸の再生整備と5月の大祭、9月・1月の例祭を復活させ、「地域の歴史的な宝物」として20年以上にわたり大切に守って来ました。
本年は、5月30日(土)に第21回・腰切不動尊・大祭を開催いたします。例年の大祭では、子どもシャギリの奉納や腰切不動尊の由来の紙芝居での紹介を実施しておりましたが、本年は、新型コロナウィルスの影響を考慮し、御堂の清掃と龍澤寺の僧侶による法要・読経のみによる開催といたします。
三島の歴史的宝物を次世代に受け継ぐ文化と歴史の保全活動に是非ともご参加ください。
記
1.日 時 令和2年5月30日(土)10:00~11:00(自由参加)
2.場 所 腰切不動尊(三島市南本町19番地)
3.次 第 10:00~10:45 御堂の清掃
10:45~11:00 法要(龍澤寺僧侶)
4.持 ち 物 飲み物、タオル、帽子
5.主 催 NPO法人グラウンドワーク三島
6.協力団体 南本町・新御殿町内会ほか
募集チラシはこちら(PDFファイルが開きます。)