12月9日(金)から10日(土)にかけ、先週に引き続いて、第5回「グリーンジムプログラム」の一環で、「松毛川千年の森づくり」活動を実施しました。都留文科大学の学生やインストラクター、スタッフなど総勢14人が参加した今回の作業は、竹伐採とチップ化、そして清掃活動です。
松毛川の左岸は、沼津市では「灰塚川」と呼びます。三島市と沼津市にまたがる、古き狩野川の原風景を残す三日月形の止水域です。
今回は、先週伐採したこの沼津市側・左岸の放置竹林のさらにその先にある竹林を、延長して伐採しました。先週の伐採範囲は約50mでしたが、今回はさらにその下流側およそ70mの竹林の伐採を推し進めると同時に、清掃活動を実施しました。
先週に引き続き、晴天にも恵まれましたが、今回伐採に取り組んだ場所は、これまで以上に竹林の密度が高く、手作業での伐採は容易ではありません。初日にはわずか20mほどしか進めませんでした。このため、2日目は、手作業に加えて竹伐採用の専用刃をとりつけた刈払機2機をフル駆動させ、一歩一歩前進していきました。
朝から7時間におよぶ苦闘の結果、これまで高い壁のように生い茂っていた竹林はきれいに刈り払われ、それまで竹の中に埋もれていた、巨木の数々が現れました。川辺に突如現れたこの美しいプロムナードを見て、参加者全員が大きな満足感を得たことは言うまでもありません。
前回は、伐採した竹のチップ化のための砕破機(チッパー)は一日しか稼働しませんでしたが、今回は2日とも稼働させることで、大量に溜まっていた伐採竹もすべて粉砕。竹チップの山を築きました。こちらは、今後、「千年の森づくり」を行っていく上での基盤を作る上での良き肥料として使われます。
チッパーとチップの山(9日) チッパーとチップの山(10日)
こちらは回収されたゴミの山
先週、今週と延べ4日間にわたる皆さんの頑張りによって、総延長約120mの竹林の駆逐に成功したことで、「千年の森づくり」はより大きく前進することに。今後は竹林を伐採した箇所を中心に抜根、整地などの作業を行い、新たな植樹をしていく予定です。
Before After
Before After
しかし、河畔を覆う竹林はまだまだその先の下流まで続いています。今年はもう残された時間がなく、難しいとしても、来年こそは残された部分の伐採を完遂したいものです。
竹林は続くよ、どこまでも…
すべての竹林の伐採をし終え、より長く、美しいプロムナードを一日も早く多くの人に見てもらいたいもの。新しい年に行われるこの美しい河畔創りに、ぜひ多くの方に参加していただきたいものです。
地図 |
住所 | 松毛川(灰塚川) |