三島は、富士山からの湧水があふれる、緑が豊かな水辺環境を有する「水の都」です。中でも、源兵衛川はそのシンボルです。
当法人では、7月30日と8月3日、ふじのくに子ども芸術大学実行委員会との共催で、アーティスト(芸術家)を講師に招き、富士山や「水の都・三島」の水辺自然の豊かさを学び、そして考えるアート・ワークショップを開催しました。
豊かな水と緑に恵まれた三島の環境を理解すると同時に、実際に水のなかで水の冷たさや石の感触、動植物の存在を肌で感じた上でアート作品づくりをはじめました。川での体験を通じて、自由にイメージしてひとりひとりのストーリーを考えたり、世界中の人びとの生活に想いを馳せたり、それは現実と想像、身体と心とを結びつけて、わたしたちを取り巻く世界を大きく広げるプロセスになりました。それは身のまわりの環境を広く総合的に考える機会にもなります。今後も、グラウンドワーク三島だからこそできる、このような活動を継続していければと考えています。
参加者のみなさん、本当にありがとうございました!
また、特種東海製紙株式会社様には、アート作品「光の箱」「水箱」のオリジナルの紙箱をご提供いただきました。誠にありがとうございました。
■第1回「光の箱」(平成28年7月30日開催、Via701・1階ホール)
講師:
ジェームス・ジャックさん(世界中の土を集めて観察し、ストーリーをつくりだしています)
伊藤 尚未さん(サイエンスとアートをつなげ、「子どもの科学」に連載しています)
内容:
源兵衛川について学んだあと、水辺探検で集めた自然の素材(石、砂、葉っぱ、栗など)を使って、ひとりひとりのストーリーを考えました。
そして、そのストーリーを「光の箱」につめ、みんなのアニメーション作品をつくりました。
動画は、下記のYouTubeのリンクからご覧ください!
■第2回「水箱」(平成28年8月3日開催、三島市民活動センター・源兵衛川にて)
講師:
池田 一さん(水や川やその課題をテーマに世界各地で作品をつくっています)
加須屋 真さん(生き物の専門家。源兵衛川観察会の講師をつとめています。常葉大学非常勤講師)
内容:
源兵衛川について学んだあと、三島は水に恵まれているが世界中には水が不足して困っている人びとがたくさんいることをアーティストが伝えました。
その後、源兵衛川から実際に水をくんで、困っている友だちに富士山の湧水を届ける小包の「水箱」をつくりました。
■富士山・源兵衛川アート・ワークショップのアート作品「光の箱」「水箱」の展示(平成28年8月7日~17日、Via701にて)
展示期間: 平成28年8月7日(日)~8月17日(水)19時まで
展示場所: 「Via701」1階エントランス(三島市本町7-30)
内容:
参加者が、源兵衛川を舞台に自然を観察して感じたこと、考えたこと、思い出になったことをアート作品とした「光の箱」と「水箱」を、コミュニティホール「Via701」の1階エントランスに展示しています。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
■新聞記事
■共催・協力
共催 ふじのくに子ども芸術大学実行委員会、NPO法人グラウンドワーク三島
協力 特種東海製紙株式会社(アート作品で使用した箱のご提供)
地図 |
住所 | 三島市本町7-30 |