2013年8月31日付の朝日新聞夕刊(第3版)の1面、及び朝日新聞デジタルにて、源兵衛川中流部・第5ゾーン・水の苑緑地南端のミシマバイカモ群生地の写真が掲載されました。
ミシマバイカモは、キンポウゲ科の水中花です。手のひら型の浮葉が特徴で、楽寿園小浜池で発見されたことからこの名がつきました。水温が一定で、きれいな水を好むことから、「清流のバロメーター」とも呼ばれています。かつて湧水が豊富だった三島では、源兵衛川などで咲いていましたが、1960年代以降、環境悪化が進行し、三島市内からは姿を消してしまいました。これを受けて、三島ゆうすい会やグラウンドワーク三島では、佐野美術館所有の湧水池を借りて、増殖基地となる手づくり公園「三島梅花藻の里」を造成し、これまで約20年間にわたり、市民ボランティアの皆様と共に、ミシマバイカモを大切に守り育ててきました。数年前からは、増殖したミシマバイカモを源兵衛川に移植を進めています。今回紹介されたミシマバイカモの群生地は、グラウンドワーク三島インストラクターの山口東司さんにより、大切に守り育てられてきた場所になります。
また、源兵衛川のミシマバイカモや水辺散策を楽しむ親子、貴重な生き物等について取り上げた動画が、Youtubeに公開されています。ぜひご覧ください。
群生地のミシマバイカモは、まだ見頃です。佐野美術館西側の三島梅花藻の里では、1年中、可憐な白い花を観賞できます。ぜひお立ち寄りください。
■富士の湧き水に咲くミシマバイカモ
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