1/25 鎮守の森探検隊 IN 松毛川

2014/1/27 12:00 投稿者:  gwmishima

御園にある松毛川に冬鳥の観察会をしました。太陽は出ていませんでしたが寒くなく観察会にはちょうどいい天気でした。

子どもや保護者20人と、滝 道雄先生(日本野鳥の会東富士副支部長)、鈴木 正之先生(静岡県環境学習指導員)、及びグラウンドワーク三島スタッフが参加しました。

 

長伏公園北駐車場へ集合し、まずは、双眼鏡の使い方を確認しました。皆さんすぐに操作に慣れ松毛川へ向け、いざ出発!

 

 
歩き出してすぐ、長伏プールに多くのカルガモとその中に一羽ハシビロガモが泳いでいるのを確認。
 
その後、途中の畑では耕して出てきた虫を狙うハクセキレイやモズを確認しました。
 
 
河川敷では、木にとまるミサゴを発見し先生に用意していただいた望遠鏡で皆覗いていました。他にもカワウやホオジロ、ハシボゾガラス、ハシブトガラス、アオサギ等が確認できました。
 
 
河川敷から松毛川に囲まれた田んぼでは、トラクターの後を一列について歩くカラスが見られました。
カルガモの親子のような姿に参加者からは「かわいい!」という声が上がっていました。
 
松毛川へ到着し、ボートは人数制限が有るためボート班と陸からの班と別れ冬鳥観察をしました。
ボートは両側の漕ぎ方が合わないと前へは進まない為その場をぐるぐる回る場面もあったようです。
 
     
 
ボート班を待っている間は、人気のあるカワセミやカイツブリを探しました。カワセミを発見するまでに少し時間はかかりましたが、発見することができました。カイツブリは水面を素早く横断するため、見えてもすぐに草に隠れてしまいました。
 
今回は、18種類の鳥を確認でき皆さん夢中になって双眼鏡を覗いていました。
 
午後からは、三島市民生涯学習センターで加須屋 真先生(常葉大学非常講師)より森についての学習会、伊豆自然塾の方の指導によるネイチャークラフトです。
森は地域によっても違いがあるようです。
また、神社などの「鎮守の森」のように姿、形が今も昔と変わらず残っているものがあったり、降った雨を貯めて災害を防いでくれたり、二酸化炭素を酸素へ変えてくれたりと無くてはならない存在であるようです。
 
 
今年の「鎮守の森探検隊」でもたくさんの生き物に出会いました。
富士山の近くや伊豆の山の中、街中の森や川などそれぞれに特徴のある生き物たちとの出会いもありました。
テーマである〜学ぼう!大地の神秘。富士山が育む湧水と森が育む水の不思議〜をたくさん感じてもらえたと思います。
 
まとめの後のネイチャークラフトでは、木の破片をつかったアクセサリー作りを体験しました。
余った木材をヤスリのみで仕上げるものです。好きな形の物を選び、角を丸くすることや表面の触り心地を良くするためにひたすらヤスリで削っていきました。
目の粗い紙やすりをテーブルに置いて削り始めると、ゴリゴリという音が響きます。
全部で3種類の紙やすりを使って削りました。
 
 
満足するまで削り終えたら、タオルで木の粉をふき取りながら、磨き、ヒートンを付け、リボンを通すと出来上がり。
リボンの代わりに長めの麻ひもや皮ひもを通すとネックレスにもなります。
 
途中で疲れて休憩する子どもさんもいましたが、最後には完成させることができました。
今回は、色などを付けず、自然の木目を楽しみます。
 
 
写真ではわかりにくいですが、すべすべの感触に参加者一同、大満足でした。
参加していただいた皆さまお疲れ様でした。
来年度も機会があれば是非参加してみてください。(柴田)