8月18日(日)第4回目の鎮守の森探検隊は、伊豆市にある萬城の滝で観察会をしました。
今回のテーマは「狩野川の源流で探そう!森と水の関係」です。
狩野川の源流である地蔵堂川で昆虫や植生を観察しながら、森の大切さを学んできました。
萬城の滝キャンプ場の駐車場にあるおおきなカブトムシ(トイレ)の近くで集合です。
この日もとても暑い日で、おひさまが肌に突き刺さるように感じます。
集合してまず向かったのは、駐車場の片隅にある自動販売機。
飲み物を買うわけではなく、ここに集まった昆虫を観察。
この周囲だけでもいろいろな生き物がいて、参加している子どもたちの目が輝いているのがよく解ります。
ひとしきり、観察し、さあ、萬城の滝に出発!
遊歩道に入るとなんとなくヒヤッとした空気が流れてきます。
途中、木のまたにアリジゴクの巣を発見!
先生が持っていた茶こし(先生のかばんからは何でも出てきます。4次元ポケットのようです。)で巣をすくいふるってみましたが、空振り。
残念ながら、アリジゴクの姿は見られませんでした。
そして、萬城の滝に到着。
以前は滝の裏側が見える「裏見の滝」として有名でしたが、数年前の台風の折、遊歩道が崩れてしまったので、現在は裏側へ回ることができません。
水量豊富な滝が織りなすマイナスイオンをたっぷりと浴び、水生生物観察をする場所へ移動します。
滝を見るだけでも、雄大な森が育む水を感じることができました。
移動途中、オニヤンマやハグロトンボ、チョウなどを目撃。
また、池にはたくさんのアメンボがいました。
アメンボは、飴のようなにおいがあるからアメンボっていうんだよ。と先生が言うと、子どもたちは、アメンボを捕ろうとタモ網を池に伸ばそうとしましたが、柵が邪魔をし、なかなか捕まえることができませんでした。
いろいろ観察しながら、川辺に到着。
いつもの源兵衛川とは違う、石がゴロゴロとし、流れの強い川ですが、ここにはいったいどんな生き物がいるんだろう?
早速、タモ網を持って、生き物探しをはじめます。
みんな、キラキラと目を輝かせて、タモ網と格闘しておりました。
インストラクターの方たちもタモ網を持って川の中に入って行きます。
さすが、普段から子どもたちに生き物探しの指導をしているとあって、大きなアブラハヤなどを捕獲してました。
その中でも、大きなオニヤンマのヤゴにみんなびっくり。
オニヤンマはヤゴのまま5年ほど成長してトンボになるんだって。
このヤゴは、来年にはトンボになるんだよと先生がおっしゃっておりました。
アブラハヤやニンギョウトビケラなど源兵衛川でもおなじみの生き物たちに出会いました。
この川は、源兵衛川と同じようにきれいな川なんだと改めて、感じました。
森が育む水も富士山が育む水も同じように自然に守られていると実感できた観察会でした。