8/28,29桐陽高校ボランティア富士山清掃活動・スタディツアー

2013/9/3 17:00 投稿者:  gwmishima

 

8/28,29の二日間にかけて、沼津市の学校法人沼津学園 桐陽高校の生徒さん約60名を対象に、「ボランティア富士山清掃活動・スタディツアー」を開催いたしました。
桐陽高校では、生徒さんたち自ら集めた空き缶の売却代金や、学園祭での売上金額を、被災地をはじめこうした学外でのボランティア活動に活用するという、本当に素晴らしい取り組みを、生徒会が中心となって行っています。
また、そうした活動を全面的に支えている、先生方のご努力にも脱帽です。
 
8月28日(水)
今回は、世界文化遺産に登録された富士山の「ボランティア富士山清掃活動・スタディツアー」を行うに当たり、富士山および周辺環境の美しさと、一方で深刻化している環境問題の両方を学ぶために、渡辺豊博専務理事による「富士山の自然環境の光と影」をテーマとした事前学習を、桐陽高校で行いました。
 
富士山への信仰を中心とした文化的価値と雄大な自然美を説明する一方で、なかなか世間では問題視されていない富士山の深刻な環境問題について講義し、生徒の皆さんは地元の問題でもあることから、真剣なまなざしで聞き入っていました。

 

 

講義の途中途中ではさまれるユーモアな例示や、生徒さんのボランティア活動が波及的に未来へ繋がっていく意味など、分かりやすい説明に会場も大盛り上がりでした。

  

 

明日は富士山周辺の天気を祈るとともに、生徒さんたち皆さんに有意義な活動ができるといいですね!


8月29日(木)

本日は、御覧の通りこの上ない晴天に恵まれました!
桐陽高校の生徒さんたちの素晴らしい活動・思いが届いたようですね。

 

 

午前中は宝永火口近辺と樹林帯のスタディツアーです。
桐陽高校を大型バス2台で出発し、富士宮口五合目に到着したのちに、昨日の事前学習の振り返りと準備運動を行いました。
本日ガイドしていただく、グラウンドワーク三島インストラクターの鈴木正之さんと仲田芳文さんからもご挨拶していただき、いよいよ出発です。

 

 

桐陽高校の生徒さんと先生方も含め、総勢70名ほどでのスタディツアーは圧巻です。皆さん、登山道を傷つけないように気遣いながら、宝永火口を目指しました。

 

 

 

 

宝永火口に到着後、皆さんで昼食をとりました。
桐陽高校の留学カリキュラムを選択している生徒さんたちを中心に、同行していた海外の記者さんやスタッフと共に英会話で交流し、9月からの留学直前に貴重な経験になったようです。

 

    

 

 

宝永火口を出発後、樹林帯でインストラクターが適宜説明しながらスタディツアーを行い、下山しました。

 

 

 

午後は、富士宮口まで下山したのちに水ヶ塚公園駐車場へ移動し、ボランティア清掃活動の説明会を行いました。
生徒さん、先生方へビニール袋と軍手をお配りし、安全確認をしながら、グループ別に駐車場周辺の清掃活動場所へ向かいます。
一目見ただけではきれいな駐車場や道路ですが、本当にゴミはあるのでしょうか?

 

     

 

     

 

約1時間ではありましたが、タバコのフィルター、紙くず、空き缶、オムツ、一斗缶などなど…大きなごみ袋が7袋以上いっぱいになるほどのゴミを回収し、さすが桐陽高校の皆さんだと感心しきりです。
ゴミの分別までスピーディーに行い、今回の活動の総括です。

 

 渡辺専務理事の総括、兼、司会のもと、本日の振り返りと各生徒さんの感想会、さらに「皆さんが県知事になったらどんな環境政策を打ち出しますか?」といった発表の場も設け、大変盛り上がりました。

 

 

今回参加してくださった桐陽高校の生徒さんたち、その活動を支える先生方、ご協力いただいたインストラクターの鈴木さん、仲田さん、本当にお疲れさまでした!