石巻サポート応援隊レポート

2012/3/27 18:30 投稿者:  gwmishima

3月17日(土曜日)

早朝6:00三島駅北口ロータリーを出発、御殿場・都留・府中にてツアー参加の学生さん達を乗せて石巻市に向かいました。
土曜日で雨天のせいもあり、10時間以上かけて石巻に到着。
石巻GW三島拠点協働体のフェアトレード東北の事務局のスタッフや、石巻専修大学の李先生と合流し被災現地の視察をしました。
 
     
                                              この巨大な山は、この地域に根差していた方々の
                                              思い出の欠片の山なのです
 
石巻市の日和山を境に海岸沿いは見渡す限りの更地で、津波の(自然の)力の凄さを思い知らされました。
瓦礫は片づけられ、巨大な山となって悪臭を放っています。
 
 
 
交流会場≪こもれびの降る丘遊楽館≫に到着です。
パイプオルガンで有名な素晴らしい施設です。
今までのツアーや寺子屋に参加した友人、開北FCファンタジスタ・石巻少年少女合唱隊の子どもたちや保護者も含め100人近くの方々が会場のセッティングをして待ちうけてくださいました。
さあ!コンサートのはじまりです。
 
     
富士山だを歌うMoon River Walkersの若生りえさんと            フルート奏者原田亜紀さん・バイオリンイストの林菜都子さん
石巻少年少女合唱隊の可愛らしい子ども達                      Moon River Walkersのエレクトーン奏者のるいるいさん
 
先日富士山の日にCD≪富士山だ≫を発売した「Moon River Walkers」と参加した皆さんで、短いけれど楽しいコンサートが出来ました。
コンサートの様子はこちら
コンサートの最後には、翌日遊楽館で開催のコンサートのため来日した、イタリアのパイプオルガンの奏者のマウリツィオ・クロチさんが素晴らしい音色をプレゼントしてくださいました。
 
 
 
 
石巻のお母さんたちが用意してくれたお料理に舌鼓を打ちながら、交流会が盛り上がります。
 
     
石巻少年少女合唱隊・千葉代表と隊員の協働ファンタジー            思わず!きゃーー!!可愛いっ!
                                ☆☆まさに芸術品☆☆
 
 
ボランティアの学生も大学生出前寺子屋で一緒だった子ども達や開北FCファンタジスタ・石巻少年少女合唱隊の子どもたちと親交を深めました。
 
     
 
お料理、とってもおいしかったです!!
 
 
セッティングに協力してくれた石巻のお母さん達ありがとうございました。
 
学生用にお弁当までつめていただき、本当にありがとうございました。
 
宿泊先の日本三景、松島にある「花ごころの湯 新富亭」で温泉につかり、皆で深夜まで反省会を開きました。
 
学生たちは石巻やきそばで有名な尾形さんのご好意で尾形邸に民泊しました。
 
 
 
3月18日(日曜日)
 
フェアトレード東北の高橋さんの案内で松島〜東松島の被災地を視察しました。
瓦礫は片付いたものの、まだまだ震災の傷跡は深く残り、家も基礎も何もかもを失った、だだっ広い敷地に、帰ることの無い人を待ち続けるかのように供え物と花が手向けられポツンと置かれた椅子が心を抉りました。
 
JR野蒜(のびる)駅周辺は、瓦礫こそ片付けられていましたが、ポールが折れ曲がった道路標識などは手付かずの状態でころがっていました。
 
            
 
          
 
     
 
松島から塩釜までは遊覧船に乗って移動しました。
松島港は、島の入口に点在する島々のおかげで建物を持って行かれてしまうような大きな被害はなかったようですが、浸水は免れず、瑞厳寺門前は営業していない店舗もありました。
 
 
     
                               日本三景松島〜塩釜港への遊覧船の中で
 
 
 
マリンゲート塩釜では、復興市場が立ち上がっていて、市場の方たちの活気ある声が響いていました。
牡蠣のシーズンで、蒸し牡蠣がとてもクリーミーでおいしかったです!!
 
     
 
 
サービスでいただいた生のりとエビのお味噌汁は
市場の方たちの温かい想いが伝わってくるようなやさしい味でした
 
 
昼食に立ち寄った笹かまぼこの工場には
寄せ書きがたくさん並んでいました
 
 
 
今回の視察で現地を目の当たりにして、参加者1人1人が、心新たに東日本大震災の方々の冥福をお祈りするとともに、復興の手助けを力を合わせ、連携を取りながら、微力であっても関わり続けていこうと、心新たに考えさせるツアーでした。