第1回 大学生出前寺子屋教室

2011/6/20 0:00 投稿者:  gwmishima

6/18(土)〜19(日)の二日間、石巻市立門脇中学校の教室をお借りして、小学1年生〜高校3年生を対象に「大学生出前寺子屋教室」を開校致しました。
「心を元気にするショートツアー」で静岡に来た多くの子どもたちが、新学期の遅れや避難所生活により勉強ができる環境の確保が難しい状況に対し、不安を感じていることが明らかになり実施に至りました。

 

先生役ボランティア33名と共に、17日に石巻市に入りました。
震災から100日が経ち、道路をふさいでいた大きな瓦礫は撤去されていましたが、学校の横には巨大な瓦礫の集積場が作られ、海辺の街は明かりのつかない夜が続いています。

 

当日は、事前に申し込みをしてくれた子ども達だけでなく、校内放送を聞いて来てくれた子ども達、合わせて約30名で4教室使ってスタートしました。
ショートツアーで静岡に来てくれた子どもたちも多く、久しぶりの再会となりました。子どもたちは、教室に入る前から元気いっぱいです。先生の方が緊張気味でした。
 

 

小学生の中には、黙々と進めていく子もいれば、外で遊びたくてたまらない子もチラホラ。「宿題が終わってから」という約束で、校庭に飛び出しました。
サッカーや、凧揚げをして遊びました。たくさんの凧が舞う姿は久しぶりで、避難所の校庭は昔ながらの日本風景と子ども達の笑顔でいっぱいになりました。
中学生、高校生はしっかり勉強です。子ども1人に対し、2人の先生がついている中学生、時間割を決めて休みなく勉強する高校生など、子ども1人1人に対応した細かい指導をしました。

 

 

昼食は、株式会社吉野家様のご提供で温かい牛丼をみんなで楽しく食べました。
子どもたちもその頃にはすっかり先生と打ち解けた様子で、ポツリポツリと震災の経験を口にする子どももいて、先生役ボランティアの大学生も現実に直面し、「自分に何ができるのか」考えさせられました。

 

 

顔の見える、息の長い活動として「心の絆」創りを続けてきます。

 

6/25(土)〜26(日)は福島県いわき市久之浜で開校します。
同時日程で、6/24(金)〜26(日)は福島県いわき市と川俣町の子どもたちとそのご家族約40名を伊豆修善寺温泉にご招待して第5回「心を元気にするショートツアー」も実施します。