三島市議会9月定例会・河野議員の一般質問「県からの要請への市の対応方針について」

2022/9/22 16:00 投稿者:  gwmishima

 9月21日に開かれた三島市議会9月定例会において、河野月江議員が「県が市に要望した5分野16項目にわたる要請内容への見解と市の対応方針」について質問を行いました。

 

関連新聞記事

  • 2022年9月22日静岡新聞(三島駅南口東街区再開発・県の要望「適切に対応」)

 

 この質問について、河野議員のフェイスブックに詳細が掲載されておりますので、下記に転載いたします。

 


 

【実はもっと掘り下げていたのだが…】
昨日の一般質問について、今朝(9/22)の静岡新聞が報じています。


■昨日の質問ではまず、5月末組合設立認可に際して三島市が県知事から受けた要請に対する市長の見解、それ以降の対応、今後の対応方針をたずねました。


■当局者の答弁ではまず、要請以前のこれまでの対応として、地下水・環境保全に関することでは、三島駅周辺での地下水モニタリングや地盤調査をおこない、そのデータをもとに、事業関係者からの計画を有識者等で構成する地下水対策検討委員会で確認してきたことが縷々述べられました。(ここが1番長かった)


■要請後3ヶ月余りの対応と今後の方針については、
「要請文書を受け取った後の対応といたしましては、本年6月28日に公開した、事業の進捗状況を示した市民説明資料の公開にあたり、5分野の要請を踏まえた内容・状況を掲載のうえ資料を作成したことが挙げられます」
「今後、再開発組合において実施設計業務等が進められますが、事業関係者と連携するなかで、適宜適切に、要請された事項について検証しながら対応を図って参ります」というものでした。(ここが記事)


■この答弁を受け、私は以下の再質問をしました。
要請については、「今後の事業推進に向けた県知事から助言」との認識、そして今後の対応としては「事業関係者と連携するなかで、適宜適切に、要請された事項について検証しながら対応を図って」いくーこれが三島市、豊岡市長としての方針である、こう確認をいたしました。大変頼もしいご答弁をいただきましたので、再質問させていただきます。今回の要請事項をみますと、工事によって地下水の汚濁を引き起こしかねない岩盤の亀裂の存在であったり、想定外の地下水位上昇の懸念であったり、さらには溶岩層の亀裂、空隙、空洞、溶岩トンネル、の存在など地盤の安定性・安全性への懸念などが専門家の知見を用いて指摘されています。これらは、先程答弁で述べられていた従来型の地下水モニタリングやボーリング等地盤調査だけでは検証がされえなかった点であるとして、改めての調査・検証・評価・対策を求めていることこそが、知事の要請の特徴であり、「肝」です。先程三島市として「要請された事項について検証する方針」であることは確認できましたが、具体的に、地下水や地盤についてはどのように検証をおこなうんでしょうか。


■これに対しては、先の答弁にあった要請以前の調査の実績を述べ、それらをもとに適宜適切に検証をしていくということをくりかえす答弁でした。


■私の質問ではいつものことですが、市長が答弁に立つことはありませんでした。


「適宜適切に、要請された事項について検証しながら対応を図って」いく-これを権利変換のあり方の分野もふくめ、言葉だけあるいは組合任せにさせず、そして従来型の検証だけに留まらせず、予算措置も講じながら三島市の責任でしっかりとおこなっていくことを求めていきましょう。

 

 ⇒三島市議会映像 

 ⇒河野月江議員のFacebook