本日、午後2時に三島駅南口西街区の土地売却に対する「住民監査請求・三島市市長措置請求書」を三島市監査委員に提出しました。多くの報道機関が取材に来ました。
前回は、平成30年1月30日に提出し3月28日付けで「棄却」されました。
豊岡市長は、この結果を受け、手続きの正当性が立証されたと発言しました。
しかし、私はこの結果をどうしても理解・納得できず、2回目の請求を行いました。
私が依頼した不動産鑑定報告の価格は、244,000円、土地開発公社の不動産鑑定の価格は、127,885円、三島市が売却の根拠とする簿価の価格は、154,000円であり、周辺地価と比較しても、半額近い異常に安価な価格で売却しています。
前回は、土地開発公社が独自の判断で売却した行為であり、市の監査対象外であるとして棄却されました。
そこで、今回は、「三島市長は、本件土地を土地開発公社から買取らず、本件土地を買取って転売すれば得られた転売差益相当額・約2.7億円の損害を三島市に与えた」また「三島市が本件土地を一旦買取り、転売して利益をあげる権利の放棄を、三島市長は独断で決定し、議会の承認を得なかった」が主張の要点としまた。
東街区では、議会にはかれば市民の合意を得たものと判断すると発言しながら、西街区では、市長の独断で議会にもはからず、市民に多大な損害を与えたといえます。
亥角・松田監査委員の良心的で的確な監査手続きを期待します。今後、却下・棄却になろうと、住民訴訟を含めて、真相究明は続けていきます。
6/26追記
住民監査請求に対する三島市からの回答 (2018年6月26日付)
本日、「三島市南口の整備を考える会」代表渡辺豊博氏が三島市監査委員事務局に対し、三島駅南口西側の土地の売却に関する住民監査請求がございましたので、これに対する、市のコメントを申し上げます。
現在、住民監査請求の詳細な内容は、把握してございませんが、平成30年6月22日付けの特定非営利活動法人グラウンドワーク三島のホームページによると「安価な土地価格で売却した行為を看過し、行政としての指導責任を放棄し、市民に多大な損害を与えた」という主張に対しましては、三島駅南口広域観光交流拠点整備事業の実施に当り、三島市の執行機関又は職員の不正や法規・法令違反は、断じてなく、土地売却に当っても適正に処理されていることを申し上げます。
今後、本市の監査委員において、適切に対応されるものと考えております。
三島市財政経営部管財課
6/27追記
三島市に提出した住民監査請求書をここに公開いたします。
⇒住民監査請求書(三島市長措置請求書)(PDFファイルが開きます。)
⇒証拠説明書類一覧(PDFファイルが開きます。)