この日は暖かく天候に恵まれ、参加者8名が集まり、
西桂町、都留市の湧水地3ヵ所の水質調査を実施しました。
講師に熊井陞先生、秋山清子先生をお招きし、
富士山の湧水についてご説明いただいたうえで、
具体的な調査方法についてレクチャーを受けました。
2つのグループに分かれ、以下項目について水質を調査。
【調査項目】
・色…無色、褐色、茶色、緑色など
・におい…あり、なし(透明)、にごりの強弱など
・かおり…あり、なし、藻のにおいやドロのにおいなど
・硝酸態窒素…数字が大きいほど水が汚い
・COD…数字が大きいほど水中の有機物が多い
・全硬度…数字が大きいほど硬水、小さいほど軟水
・pH…数字が小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性
・電気伝導率…数字が大きいほど水中の塩分(イオン)が多い
・水温…温度計を使用
参加者の皆さんは初めて体験する調査に最初は戸惑いながらも、
各項目、丁寧に調査しました。
【村社浅間神社の湧水】
【太郎・次郎の滝】
【長慶寺の湧水】
砂糖、お酢、ガリ(砂糖、お酢)、塩で
水質にどのような変化があるか実験!
富士山の生み出しす湧水の水質について知ると同時に、
身近に素晴らしい湧水地があるということを再認識できた
一日となりました。
参加者からは「また参加したい」との声もいただき、
湧水調査を通し、富士山湧水についての認識と保全に繋げられればと思います。
また、湧水調査の結果は「富士山湧水マップ」に掲載予定ですので、
過去のデータを含め、ご参考ください。
3/4(日)には、第2回湧水調査として、
忍野を中心に湧水調査を実施いたします。
こちらは現在、参加者募集しておりますので、
どうぞお問い合わせください。
※この事業は、粟井英朗環境財団からの助成を受け
実施しております。
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