4月26日から約1か月間、グラウンドワーク三島では、台湾社区大学の研修生2人を受け入れており、源兵衛川や三島梅花藻の里等のプロジェクト実践地で、多様な活動に取り組みながら、グラウンドワーク三島やまちづくりについて学びました。
2人のうち1人が5月23日をもって研修を終了し帰国することから、5月22日(月)に台湾研修生2人による研修成果発表会を三島市民活動センターで実施しました。
「台湾の社会事情・台湾社区大学の活動と三島で学んだこと」というテーマのもと、台湾研修生の曽佳琦さん(台湾・社区大学全国促進会、ボランティアスタッフ)と張琬珮さん(台湾・社区大学全国促進会、研究員)が40分ずつの発表を行いました。
参加者は、研修中にお世話になった方々はじめ約20名ほどが訪れ、一か月に及ぶ研修生2人の話に耳を傾けていました。
最初に発表した曽さんは、自身の所属する社区大学について話した後、グラウンドワーク三島での研修について写真をあげながら説明しました。最後に、「三島にとって川は一番の宝だ」と述べ、河川清掃や調査などの実践活動を通しての感想を述べました。
曽佳琦さん(通訳:松田徳子さん)
続いて発表した張さんは、台湾の社会事情を、河川問題や環境教育に焦点を当て説明し、自身の所属している社区大学全国促進会についての活動を紹介したのち、研修を通しての感想をを述べました。
当初より、グラウンドワーク三島のことを勉強していた張さんは、「様々な団体とネットワークを持ち、長期的な視野で活動を実践していくことが重要だと学んだ」、「台湾の様々な団体は多くを行政に頼っているので、まず自分自身で段階的なアクションプランをたて、戦略的に行動していこうと思う」とグラウウンドワーク三島での研修成果を語っていました。
張琬珮さん
台湾研修生の研修は終了しますが、今後も台湾との交流を進めていく予定です。
今年6月末には、台湾社区大学にて源兵衛川をはじめとしたグラウンドワーク三島についての講演会や討論会を予定し、8月には台湾社区大学の教授や河川環境の専門家が三島を訪れます。
今後も引き続き、三島の魅力やグラウンドワーク三島を世界に発進していくため、継続した交流と発展的な事業を進めていきます。
最後に、台湾研修生のお2人、研修お疲れ様でした!
参考:2017年5月24日静岡新聞(台湾研修生成果発表会開催)
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