9/1~9/4日韓青少年交流事業③9/3韓国江華島、ソウル

2015/9/15 11:30 投稿者:  gwmishima

このたび当会は、日本の潜在的な魅力や観光力の向上、地方の経済再生を目的とした外務省の

事業「JENESYS2.0」の一環として、(公財)日韓文化交流基金を通じ、日韓の青少年交流を

実施する本事業を受託する運びとなりました。

 

まず8月7日~13日の日程で、自然保護やまちづくりに関心の高い韓国の高校・大学生25名を

日本へ招聘し、東北や三島にてスタディツアーを実施しました。

詳細はブログをご確認ください。

 

そこで、去る9月1日~4日まで韓国の江華島、ソウルにおいて、「韓国江華島の環境・農業再生、

歴史・文化に学び、韓日の魅力を共有する、韓日青少年市民交流事業」を、都留文科大学を

中心とした30名の訪韓団の結成のもとで行いました。
 

昨日の江華等ツアーに続き、本日は江華島、その後のソウルツアーについてご報告いたします。

本日は、韓国ナショナルトラスト、財団法人ソウルグリーントラストの皆さまにお世話になります。

 

■活動報告③韓国江華島、ソウル

 

9月3日(木)は朝から快晴です。広大な干潟の先に広がる海は青々と美しく映えています。

 

 

ナショナルトラストの梅花藻(メファマルム)Tシャツに着替え、3日間お世話になったウリバダ

ペンションの社長ともお別れです。

 

 

本日は初日に視察した梅花藻のラムサール条約湿地へ足を運び、繁殖地の整備作業開始

です。パク部長に手ほどきを受け、韓国式のビニール製作業長靴と軍手を装着し、まずは

草刈りから取りかかります。

 

 

整備エリアは、水路に水を通水しない時期に、多様な淡水魚類や水生昆虫を逃がすための

ビオトープにする計画です。初めて鎌を使う学生もいる中、三島での環境整備実習で鍛えら

れている都留文科大生をはじめ、堂々とした腰つきもみられました。続いてビオトープエリア

の水位を確保するために、粘土質の土壌をスコップで掻き出します。地道な作業ですが、

来年には完成するといいですね!

 

 

一行は江華島からバスでソウルへ移動し、ソウルの森を管理運営する財団法人ソウル

グリーントラストのユン局長とスタッフさんにお世話になりました。韓国ナショナルトラスト

との協力組織で、首都ソウル近郊の環境整備と活用、都市公園の維持管理に携わって

います。

 

 

都市型市民農園には多品種の作物が栽培されており、きれいに整備されています。

子どもからお年寄り、障害者の方々も共同で利用されているとのことでした。

 

 

ソウルの森内には、大手企業と連携して造成・維持管理しているミニ区画も点在し、社員研修

にも活用されているとの事です。東北や三島の公園とは性質の異なる大都市内の都市公園

ではありますが、指定管理の在り方や都市公園機能など学びました。

 

 

ソウルの森隣に位置する、グリーントラスト事務所へお邪魔し、スタッフの方と団体の取組み

全般や工夫、苦労について意見交換しました。スタッフも若く、これからさらに発展していくの

ではないかと、期待も膨らみました。

 

8月のスタディツアーから本日までお世話になったパク部長と感動のお別れです。

これからもよろしくお願いします、ありがとうございました!

 

 

少しバスで移動し、今度はと都心部を流れる清渓川を視察し、渡辺専務理事に解説頂きました。

高速道路を再開発して清流を整備した川で、多くのソウル市民が憩いの場として活用していました。

一方で、河川生態系のバランスや所々に泡が浮いていたり、臭いが発生したりし、改善・維持管理

すべき点も散見されました。日本も同じく、維持管理も想定した水域の創造は必要不可欠ですね。

 

活動報告④に続く)

地図

住所seoul