去る7月4日(土)・5日(日)、東京農工大学の「地域パートナーシップ論」の三島での実習が
渡辺専務理事の指導のもと実施され、19名の学生が三島へと訪れました。
4日(土)の午前は三島街中カフェ1号店の2階にて、渡辺専務理事の講義です。
三島に来るのが初めての学生も多く、グラウンドワーク三島の概要や取組み、
地域との協働について熱心に耳を傾けました。
午後は当法人の実践地である、源兵衛川を視察しました。
渡辺専務理事から源兵衛川について現場講義を受けた後、実際に遊歩道を通りながら、
源兵衛川の魅力を体感しました。
視察の後は、松毛川の植樹等の環境再生活動に取り組みました。
また、松毛川について、小畑茂雄さんからご説明頂き、植樹作業では、山竹種苗園の
山田健次さんにご指導を賜りました。
竹林を伐採した場所に、潜在自然植生から選定した木の苗木を植え付け、根本に竹チップを
撒きました。
伐採した竹をチップ化して活用することで、外部にゴミを出さずに湖畔林再生を行える仕組みを
学びました。
翌5日(日)は、境川・清住緑地ワンデイチャレンジに取り組みました。
あいにくの雨天ではありましたが、早朝より境川・清住緑地に集まり、環境整備作業です。
まず作業の初めに、境川・清住緑地の環境や活動について理解を深めるため、
境川・清住緑地愛護会の植野榮一さんからご説明を頂きました。
次に、雨天や強風のために落枝や落ち葉が散っていたため、歩道の清掃を行いました。
そして、田んぼ周辺のビオトープで、草刈鎌や刈込ハサミを用いて草刈りを行いました。
鎌は1、2回程度しか使用したことがない学生がほとんどのようでしたが、すぐに要領を得て、
後半はスムーズに作業が進みました。
また、丸池に混入していた外来種の駆除を、丸池に入りながら行いました。
長靴では浸水してしまうため、チェストハイウェーダーを着ての作業です。
ほとんどの学生がウェーダーを着ての作業は初めてのようでしたが、積極的に池に入りつつ、
大量の外来種の駆除を行えました。
1泊2日という短い日程で、雨の中の作業もありましたが、グラウンドワーク三島の取り組みが
凝縮された実習になったかと思います。
この「学びと実践」を一体的に実施する実習を継続して開催していければ、と強く感じました。